そういえば、先週知人が出ているオペラを見に行ったのでしたわ。
知人、というのは５月の椿姫で合唱指導をしてくださった方。わざわざチケットを郵送してくださったので見に行ってきたわけです。
知人が出ていたのは道化師、というオペラ。と、ジャンニ・スキッキというプッチーニのオペラの２本立て公演でした。どちらも１時間前後でさらっと見れました。
特にジャンニ・スキッキは喜劇で面白かったです。蝶々夫人などで有名なプッチーニのオペラなんですけど、こんな楽しげな作品もあるんですなぁ。このオペラの中から１曲歌った事があったのですが、詳しいストーリーは全然知らなかった。またまた勉強不足を痛感しましたわ。

知人さんはもちろんですが、どちらも主役は上手かった！おそらくバリバリプロでしょう。脇役にはセミプロさんや素人さんも出ていた様で、素人でもこんな風にオペラに出る事ができるんだなぁ…そのうち私も…などと考えてしまいました。

６月１０日、お歌の発表会が終わりました～。

今回の発表会は、C市医師会コーラスグループの皆さんの歌の発表会だったんです。お医者さん、看護士さん、元患者さん等計１０人前後のグループ。ソロ、デュエット等順番に歌って、最後に１曲皆で合唱をすると言う事で、私はその合唱のソロパートを頼まれた“助っ人”だったのです！

長年歌っている人は少なくて、割と初心者な方が多かったのですが、おばあちゃんが膝と足首が悪いからお辞儀が上手く出来ない、とか言いながらドイツ語で歌曲を歌ってたり、皆さんとっても楽しそうに歌っていて結構楽しい会でした。
私はなんだか準備不足な気がしちゃって…ソロの方はそれがそのまま出てしまい、変に緊張して力が入ってしまったなぁ。反省。
最後の合唱では、シュトラウスのオペレッタこうもりから、シャンパンの歌を歌いました。舞踏会で皆でシャンパンを飲んで踊って楽しく騒ごう～♪という能天気な歌なお陰で歌ってる方も吹っ切れて、ソロパートも楽しく歌えました。力が抜けるとちゃんと通る声が出るんです。歌っている環境はまったく同じなのに、精神的なモノが大きく左右するんですなぁ。まだまだ修行が足りないね～。反省反省。

最近随分歌う機会が増えました。すべては１年半前に入ったオペラサークルで色んな人に知り合ったおかげです。もともとそのオペラサークルも、当時通っていたヨガ教室で知り合った方がオペラをやってて、楽しいから来てみたら～って言われて見学に行ってみたことから始まってるんですョ。人の繋がりって面白いですよね。
この間の椿姫もピアニストさんに誘って頂いたのですが、今回またサークルのメンバーさんが６月にちょっとしたお歌の発表会をするので出ないかって誘われまして、いい練習になると思ってちょいと出てくることにしました。

今回は、１曲コレを歌ってほしいって言われた曲あり、あともう１曲は好きな曲をソロで歌って良いよって事なので…学生時代声楽を始めて間もない頃シドロモドロで歌ったモーツアルトのオペラフィガロの結婚より"Porgi, amor, qualche ristoro”というアリアを選択。自分で好きな曲を選ぶって難しいですよねぇ。歌いたい歌と自分の声があってるか分からん！でもまだまだ発展途上の私としては何でもいいから歌って吸収したい。でもでもいきなり全然知らない歌を歌うのは怖い。ので学生のとき先生が選んだ曲なら間違いないだろうって事で、むか～し歌ったけど消化不良で今ならもう少し上手く歌えるんではないかなってこの曲を選んでみました。
今更知ったことなんですが…この曲結構有名なんですね…ついでに学生のときに歌ったアリアって全部有名！な事も判明いたしました。youtubeを覗いてみたら有名な歌手達が歌ってるのが出てくる出てくる…あたしゃ若い頃オペラなんて見なかったのでね、正直分らんのですよ。勉強不足でした。先生ごめんなさい。
最近歌ネタばかりですが、コレで一段落です。

昨日椿姫公演が無事終わりました。疲れた～。

6時30分開演ですが、合唱は4時入り。しかも早めに来てメークさんが手が空いていたら少し手伝ってくれるって事を聞いたので仲間数人で2時間前に行きました！そしたらほんとに運良くメークさんがお手を貸しに来てくれて、まずヘアメークをして頂き、そんな私をデザイナーさんが見て“この子のメークもしてあげて。昨日メーク薄かったもんね～”と私を指名。昨日も頑張ったつもりなんですけど、元が薄い顔なんですみません。という訳でほんとに運良く合唱の中で私だけ完全にプロに作り上げてもらいました。プロにやってもらうと違いますよ。ものすごい目力アップ。鹿なみ。そんな私をみてデザイナーさんが"綺麗よ～、よかったわね～”って。こんだけ作ってもらわないと綺麗にならなくてすみません、と恐縮しつつ楽屋に戻って少しづつ集まってきた合唱メンバーの見本になりました。

そして本番！始まってしまえばあっというまです。合唱の出番ってこんなもんだったっけ？ってくらいあっさり出番は終了。３時間近くあったうちの１／３位は出てたと思うんだけど、あっさり過ぎてもうちょっと出たいくらいでしたョ。でもカーテンコールはちょっと感動してしまいました。主役のビオレッタさんが出てきたときにワ～ッと歓声と拍手が増したのが凄く嬉しくて。すぐ近くで２ヶ月練習を見てきて、こんなに空気の悪い場所で数時間歌いっぱなしの主役さんだったのでほんとお疲れさま～って私までウルッと来そうになっちゃいました。その他大勢の私まであれだけの拍手をステージで感じられてしまえて、しかも間近でプロの方々の意識の高さを感じて、一緒にひとつの作品を作り上げる事が出来て、いい社会勉強をさせていただきました。ほんと。

ちなみに時間がかなり押してしまい、撤収時間が迫ってまして、カーテンコール後合唱隊は速攻で楽屋に戻り着替え、片付けを全速力ですませて時間内に完全撤収！余韻に浸る時間はまったくなしでした。

当日も同じ写真撮りました。目力分かる？

明日本番です！！いや～、オペラを作るって大変ねぇ。先週末から1日おきで練習、前日の今日は1時30分集合で解散は夜10時…そこでふと、今までどれくらい練習してきたのかと数えてみたら！軽く60時間を越えてました。あ、でも時間数で言ったらアカペラ練習も相当いきそうだね！

さて、今日は1時30分集合で、まず舞台用のメークを教えてもらいました。もう、凄いっス。鼻の側面に茶色く陰を作り、バッサバッサ言いそうな付けまつ毛をつけ、これでもかってくらいのアイライン、ハイライト、まっピンクのチーク…もう自分で笑っちゃいます。化けもんですよ。それでもステージで色んな色のライトにカーッと照らされると全然甘いらしくって、今日の3倍ぬらないと今日のままじゃ全然普通！！ってデザイナーさんに言われてしまいました。これで普通ですかっ！？確かに、合唱の中にもプロ歌手が数人いるのですが、舞台慣れしてる方々はメークも慣れてる！私ももっとガンガン行かないとですね。明日、今日の3倍宝塚顔負けメークをしっかり記念に撮るのでどうしても見たい方、直接会った時にリクエストしてくださいね
メークの後はつけ毛を付けて、衣装に着替えて本番のステージで初のリハーサル。大ホール、広いです。これだけの席がちゃんと埋まるのかなぁ…ドキドキです。

写真、リハーサルの合間に撮りました。
周りに何してんの？と笑われながら鏡に写った自分を撮ってみた…